娘を産んで間もない頃、私の身体に小さな異変が起きていた。
足の指がなんだか歩きずらい。
「しもやけかな・・・」最初はそんな軽い気持ちでいた。
でも、日が経つにつれて違和感は増していった。しもやけだと思っていた足の指が腫れてきて、そのうち手の指まで同じような症状が出てきた。
「え?しもやけって手にもうつるものなの?」そんな戸惑いを抱えながらも、どこかで
「そのうち治るだろう」と思い込んでいた。
でも、さすがにこれはおかしい。そう感じて病院へ行った。
初診で言われたのは「関節痛」。
薬を処方され、しばらくそれを飲んで様子を見ることになった。でも、いくら飲んでもよくならない。
指の腫れも、歩きづらさも、そのままだった。
「このままでいいのかな?」と不安になっていた頃、周りから専門医への受診をすすめられた。
藁にも縋る思いで診てもらうと、そこで告げられたのは
関節リウマチ
診断がついた瞬間、不思議と納得している自分がいた。
「そりゃ痛いはずだ」と。原因がわからないまま抱えていた痛みに、ようやく名前がついた気がした。
当時はまだ子育ても始まったばかりで、この先どうなるんだろうという不安のほうが大きかった。
それから長い間、飲み薬で経過を見てきた。症状と付き合いながらの生活は、それなりに落ち着いていたと思う。
でも最近になって、指の曲がりや歩きにくさが少しずつ出てきた。
そこで治療は自己注射に切り替わった。
注射に変えてから、効き目は確かに実感している。でもその分、吐き気との戦いが新しく加わった。
注射をした後、体がしんどくても、仕事に行かないわけにはいかない。身体が思うように動かない日でも、日常は待ってくれない。そのもどかしさは、経験した人にしかわからないと思う。
それに、自己注射は保険が適用されるとはいえ、毎回の通院や薬代は決して安くない。
目に見えない負担は、治療そのものだけじゃないんだと実感している。
それでも、この身体と付き合いながら、これからも生活していくしかない。
焦らず、無理せず、自分のペースで・・・そう思いながら、今日も一日を過ごしている。

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